自動車関連部品製造

山下鈑金工業では、トラックや特殊車両などに使われる比較的数の少ない部品やパーツなどの、特に中厚物の板金部品の小ロット多品種生産を得意とし様々な板金部品を製造しております。

プレス部品加工では、自動車の試作で長年培った経験とノウハウによる試作型で対応できる小ロットや限定生産においては特にコストパフォーマンスが高く、開発試作や量産を終えたサービスパーツの生産も対応できます。

また弊社では、機械板金加工とプレス加工それぞれのメリットを活かした設計・製造によって工数を少なくしコストを考えたベストのバランスを両立させた製品づくりを行っています。

プレス部品、試作金型

自動車プレス部品の試作金型を設計から製造までを行い、三次元形状をしたプレス部品の製作を行っています。
独自の試作工法で型工数を最低限で行い、試作で培ったプレス成形技術でプレス品を製造すので型費の圧縮ができます。またトリム・ピアスなどの変更も3次元レーザー加工によい変更対応が得意です。
またこうしたプレス品だけでなく、板金部品に補強用ビード追加した形状などのご依頼も対応できます。

板金加工、レーザー加工

弊社で通常使用する1.0mm ~ 9.0mmの板厚の鉄やステンレス、アルミなどの素材板をレーザー加工機で穴あけ・外周トリムのカットを行い、ネットワーク対応ベンダー加工機で3Dモデルを見ながら正確な曲げ加工を行い、構成品をスポット溶接など各種溶接して製品を製作しています。FR曲げヘミング加工なども対応しています。
レーザー加工機は、二次元(通称平板)レーザー加工機と、プレス品を主にカットする三次元レーザー加工機の2種類があります。マーキングやタブ加工などをも用途により行っています。

製品加工例

トラックのコントロールユニット用ブラケット
製品サイズ:350 × 80 × 40
t6.0のSS400材をレーザー加工・ベンダー加工・Boltを溶接した製品。
板金加工~溶接組立・品質保証まで一貫生産体制で対応いたします
トラックのリザーブタンク用ブラケット
製品サイズ:450 × 320 × 110
SS400の板厚3.2、4.5の板金製品5点から構成されている製品。
熟練の経験による溶接技術により安定した品質を確保いたします。
トラックのPMセンサー用ブラケット
製品サイズ:220 × 140 × 50
SPHCの板厚2.3の板金部品3点とハーネス用クリップを溶接する製品。
溶接治具も設計~製作まで社内対応いたします。
トラックのエンジンコントロール用のステー
製品サイズ:380 × 220 × 70
SS400の板厚6.0・4.5、SPHCの板厚2.3・3.2の板金部品6点とCLIP2点で構成されている製品。
経験豊富な高い溶接技術で対応いたします。

鉄道車両関連部品製造

CADデータがない場合などでも図面からCADデータに起こし、CAD上でアッセンブリ(組み立て)し図面の整合性をチェックしてから製造しています。整合性に問題があった場合は、クライアントと調整を行い、再度CAD図面に落とし込み、常にクライアントの望む製品製造を心掛けております。
整合性チェックが完了後、それぞれの部品の加工方法を考え製造の工程を組み展開しています。
100以上の構成部品、数百を超える溶接。これらを高い品質でまとめ上げる必要があり、そこに弊社のノウハウが詰まっています。
弊社では、さらなる品質とスピードに取り組んで参ります。

床下箱の製作

新幹線をはじめ、様々な鉄道車両の床下に取り付けるSIVやVVVFなどの筐体を製造しています。
多くの人命をあずかり、快適で安全な輸送を長く運用を行う鉄道車両の特性上、製品づくりに関しては強度などでとても高いレベルを求められます。「安心・安全」を守るために常に求められるレベルを超えられるような製品づくりを行っております。

運転台の製作

非常に複雑な構造をしている運転台。その構成をまとめ上げるために必要な部品加工のノウハウを設計から盛込んで最適な加工方法で部品加工を展開をします。加工された様々な部品を複雑かつ数百か所に及ぶ溶接を的確に行い、その熱影響までを踏まえた組立てを得意としています。また塗装やメッキなどの表面処理を含め製造しております。